imcGAMESが開発中のMMORPG「Tree of Savior」公式ブログにおいて、3月6日、キム・ハッキュCEOにより、「Tree of Savior」のインターナショナル・テスト(国際テスト)に関する最新情報が公開された。

キム・ハッキュCEOによると、現在、英語版のインターフェースやゲーム内テキストなどのローカライズ作業に取り組んでおり、英訳されたゲーム内スクリーンショットが複数公開されている。

imcGAMESは、可能な限り迅速にインターナショナル・テストを実施したいと考えているものの、ゲームのクォリティを重視しているため、外注による翻訳作業は行わず、すべて自社で行っているという。

しかし、これらの作業はあまりにも膨大なため、多くの時間が必要となるそうだ。そのため、この問題を解決する方法としてキム・ハッキュCEOは、「OTC(オープン・テキスト・クライアント)」と呼ばれる新しい方式を提唱している。

globalversion_1.jpg-1024x563

globalversion_2.jpg-1024x563

globalversion_31.jpg1-1024x563

オープン・テキスト・クライアントについて

OTC(オープン・テキスト・クライアント)の基本的な考え方としては、ゲーム内の翻訳が適切でない場合、ユーザーが直接編集することができるという方式。いわば、ユーザー参加型のローカライズが可能になるというわけだ。また、クライアントは、各言語に対応しており、言語パックを設置することで編集が可能となる。

プレイヤーは、ゲーム内の言語パックを選択することができ、各言語をリアルタイムに修正することができる。各言語パックには、「.TSV形式」のUnicode形式のプレーンテキストが含まれている。

globalversion_4.jpg

日本語「Japanese」フォルダも用意されているようだ

globalversion_5_1-1024x576
環境設定から各言語への変更にも対応している

テキストの修正が必要な場合、プレイヤーはCtrl+Shit+クリックをすることにより、専用のエディタで修正することが可能になる。修正を行うとゲームクライアントに反映されるため、リアルタイムの編集も可能だ。ベータテストで集められた修正データを開発側が回収し、GitHub[1]などのプラットフォームにテキストデータを公開することで、ユーザーによる修正が可能になる。

[1]. GitHub(ギットハブ)はソフトウェア開発プロジェクトのための共有ウェブサービスのこと。

あらかじめ完成した言語パックを提供することが最適な方法ではあるものの、imcGAMESはこの方法を採用することで、インターナショナル・テストの準備時間の短縮と早期のテスト実施を実現できるという。

globalversion_6.jpg

また、英語圏以外のコミュニティから新しい言語パックの提供があった場合は、imcGMAESの審査と検証プロセスを経て、クライアントのパッチとして配布する事も計画しているようだ。

imcGAMESは、現在、開発側とユーザーが相互に利用でき、翻訳を目的とした最初のOTCリポジトリを準備中だ(例:GitHub.comなど)。

インターナショナル・テストについて

なお、インターナショナル・テストについては、テストサーバーの設置等を含めて検討しているという。現在の候補としては、Amazon Web Services(AWS)などの海外サーバーとサービスプロバイダを検討しており、安定したpingを確保することができるように、最適な方法を探しているようだ。さらに、海外ユーザーが参加できるように、FacebookやGoogle+のアカウント経由でログインができるシステムも開発中とのこと。(おそらく、海外向け公式サイトとアプリケーションサービスプロバイダ(ASP)を別途用意するのだろう)

なお、インターナショナル・サーバーは、1ヶ所に設置するだけではすべての地域をカバーできないため、最初のインターナショナル・テストの結果を踏まえた後、最適な場所に、2ヶ所目のサーバー設置を検討するという。

インターナショナル・テストの正確な日程は、現在未定であるものの、韓国第2次クローズド・βテストの後になることを予定しているという。韓国第2次CBTの詳細なスケジュールは、近日中に決定されるようだ。

Tree Of Savior.com UPDATES ON THE INTERNATIONAL TEST

DAMABより
imcGAMESが今回発表した内容は、海外ユーザーに向けた最新情報となり、彼らの並々ならぬこだわりが感じられる。Tree Of Saviorに期待している日本ユーザーの中で、我こそはとおもう人は「オープン・テキスト・クライアント」のプロジェクトに積極的に参加されてみてはいかがだろうか。

実のところ、DAMABも縁あって、2015年1月15日から18日に実施された韓国1次CBTに参加している。
現在、海外コミュニティサイトTree of Savior GameのAndronicus氏と提携しながら、独自にUIやゲームテキストの翻訳作業に携わっていることもあり、今回のimcGAMESの発表は非常に画期的な方法に思えた。

なお、プレイレポートなどの掲載が遅れているものの、近日中に、本作の魅力を紹介したいとおもう。
YouTubeには、既に動画をUPしているので、気になるユーザーはチェックしてみてほしい。

DAMABでも、Tree Of Savior国内コミュニティの一助となる取り組みを行っていきたいとおもいます。

f04option