NVIDIAがNCSOFTが開発中の次期作であるリネージュエターナル(Lineage Eternal)の技術コラボレーションに乗り出すことが7月21日明らかにされた。
NCSOFTは、リネージュエターナル開発初期から、NVIDIAのGPUを開発標準システムに選定しており、技術的に最高峰のグラフィックスを実装するため、NVIDIAと長時間の協力を進めている。
これに加え、NCSOFTは、より躍動感のある物理的な効果と最新グラフィックス効果を実装するために、NVIDIA GameWorksチームのエンジニアと緊密に協力しているという。
NVIDIAではゲームデベロッパー各社との協力体制の中、ゲーム向けの最新技術を集約した「GAMEWORKS」という開発者向けのサービスプラットフォームを組織している。GameWorksは、主に開発者、ライブラリ、ツールの3本の柱から構成されており、開発者向けに提供される数々のSDKやライブラリ、ツールキット、エンジン技術等を通じて、よりリアルなゲームを実現する。
NVIDIAは、これらの効果を改善するため必要なアルゴリズムやツールセットを製作し、ゲームワークスライブラリを使用した開発者支援などを提供している。これは、ゲーム開発者が望むグラフィックレベルをより簡単に実装できるようにサポートするだけでなく、NVIDIAのGPUプランド、GeForceグラフィックスカードの利用ユーザーにとっても恩恵となり、ハイスペックなゲームや没入感のあるゲーム体験を提供する。
ゲームワークスの技術が適用された「リネージュエターナル」は、数百種類のキャラクターが描画される3Dダンジョンを描き出す予定だ。また、最先端のグラフィックス技術により、プレイヤーにアクション性の高い、ハイクォリティなゲーム体験を提供するものと期待を集めている。
ゲームワークスの技術は、2014年に人気PCゲームの半分のタイトルに含まれている。特定のゲームワークスライブラリの場合では、CryEngine3、id Tech 5、Source、Unreal Engine 4、Unityなどの主要ゲームエンジンにも使用可能であり、PC、家庭用ゲーム機、モバイル、クラウドゲームなど多様な形態のゲームの実装に適用することができる。
リネージュエターナルは、これまら報じられたところによると、来年上半期にCBTを実施する予定であり、2016年末から2017年始めにかけて正式サービスを開始する計画だ。2015年6月には、韓国でフォーカスグループテストを実施している。